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口臭の原因とその対策

口臭は自分では気づきにくく、周囲に不快な印象を与えてしまうことがあるため、気になる方も多いのではないでしょうか。口臭の主な原因は口腔内にあります。特に、歯周病や虫歯、歯垢・歯石の蓄積、そして舌の汚れ(舌苔)が臭いのもとになるガスを発生させます。また、唾液の分泌が減少すると細菌が増えやすくなり、口臭が強くなる傾向があります。



ストレスや加齢、口呼吸も唾液の分泌量に影響を与える要因です。さらに、胃や消化器系の不調が原因で口臭が発生することもあります。たとえば、逆流性食道炎や慢性的な胃炎などがあると、消化途中のガスが口まで上がってくることがあり、これが口臭として感じられることがあります。口腔ケアをしても改善が見られない場合は、内科的なチェックも視野に入れるとよいでしょう。

対策としては、まず丁寧な歯磨きと歯間ブラシやデンタルフロスの活用が基本です。特に就寝前は細菌が繁殖しやすいため、しっかりとケアをしましょう。舌の汚れに関しては舌ブラシを使う方法がありますが、舌を傷つけたり、嘔吐反射を引き起こす方も少なくありません。そのため、当院では殺菌作用のあるマウスリンスの使用をおすすめしています。口腔内の細菌をやさしく減らし、口臭予防に効果が期待できます。
また、水分をこまめに摂ることや、よく噛んで食べることも唾液分泌を促し、口臭対策に有効です。


気になる口臭は、原因を正しく知ることが第一歩です。
歯科での定期的なクリーニングと検診によって、早期発見・予防が可能になります。

お悩みの方は、どうぞお気軽にご相談ください。