マウスピース矯正「シュアスマイル・アライナー」
マウスピース矯正とは、これまでの矯正治療のように、金属でギラギラと目立つワイヤーとブラケットによる固定式の矯正治療ではなく、アライナーという透明に近いマウスピース型の矯正装置を使用する歯列矯正です。
「シュアスマイル・アライナー」は、歯・歯根・骨のすべてを3Dモデル化し「バーチャルペイシェント」と呼ばれる仮想患者を用いて治療計画を立てることができるマウスピース矯正です。
治療をより効率的に進めることができ、患者様と一緒にゴールの共有ができるため、矯正医師・患者様ともに、より安心して治療を進めることが可能であるという特徴があります。
『歯並びが悪い』も予防できます!
今までの矯正歯科は矯正装置を用いて歯を動かしたり、歯を抜いて抜いた場所に歯を並べる治療がほとんどです。
当院では正しい呼吸を身につけ、トレーニングによりお口全体の筋肉をつけ、姿勢などの悪い癖を改善することで、歯列不正を防ぐ予防矯正に力をいれてます。
歯並びが悪くなる原因はなんだろう?
歯並びが悪くなる原因は様々ですが、中でも毎日の習慣や癖が大きな原因といわれています。
呼吸や舌の位置、嚥下(飲み込み)、唇の使い方など、悪い癖をつけてしまい、それを続けることで歯並びに大きな影響を与えてしまうことがわかってきました。
歯並びの原因を治療する予防矯正治療について
当院の予防矯正は歯並びを良くする事だけが目的ではありません。
歯並びを悪くする原因である、呼吸・舌・飲み込み・唇の悪い癖を取り除きます。
以下の項目を目的にして、治療をおこないます。
小児マウスピース矯正とはマウスピースを利用し、口腔周囲機能訓練を同時に行う矯正治療方法です。
通常矯正(ワイヤー矯正)で治す100%を目指す治療でなく80%の「歯ならび」と「咬み合わせ」を目指す治療法といわれています。
マウスピース矯正は、マウスピースを装着し、毎日簡単なトレーニングをおこない口の周りの筋肉と舌を鍛えることで、正しい歯列へ導きます。
間違った舌位置や口呼吸のような筋機能癖を正し、歯並びや顎の発達に良い影響を与え歯列を改善していきます。
現代の子供は、口の周りの筋肉が衰え歯並びが悪くなっています。
口呼吸や異常な飲み込み、舌の突出した筋機能を治療せずに放って置くと、正しい顔の発育と正常な歯列の発達の妨げとなります。
現在の成長の過程で歯列が改善されたら、いったん治療は終了ですが大人の歯がある程度生えそろうくらいまでマウスピース装着を続けます。
マウスピース矯正は、歯並び全体を平均的な並び方に誘導し、顎の発育を促進し、正しい舌の位置を自覚してもらうのに有効な治療法です。
また筋機能療法を併用することで、より顎の育成効果が上昇します。
将来、通常のワイヤー矯正治療を受けなくてすむ歯列に近づきます。乳歯が抜けて、新しくはえて来る永久歯をマウスピースのレールの中に誘導します。
マウスピース矯正の開始時期は?
小学校1~2年生くらいからはじめるのがベストといわれています。
治療期間は、現在の成長の過程で歯列が正しい位置に改善されたら、いつでも治療は終了にできます。
口呼吸をしていると歯並びが悪くなる?
正しく鼻呼吸を学び、トレーニングをおこなうことで、歯に矯正装置をつけずに歯並びをキレイにできる可能性があります!
哺乳類である人間は、鼻で呼吸を行うのが本来の姿です。
そのため、口で呼吸すると、くちびるがカサカサになったり口の中が乾燥したり、感染症のリスクが高くなったりするなど、さまざまな弊害があると指摘されています。それはどうしてでしょうか。
鼻の役割について
ご存知の方も多いと思いますが、家電で例えるなら鼻は加湿器・空気清浄器・エアコンの役割を持っています。
鼻水は1日に約1lも分泌されています。そのうち約7割は、鼻を通る空気を加湿するのに利用されます。
鼻水が取り込んだ空気に湿り気を与えることで、体内に入る空気の湿度は90%以上に高められます。
鼻は空気をきれいにする働きを持っています。
まず、ホコリなどが体内に侵入するのを防ぐのが鼻毛です。
そして鼻粘膜に生えている微細な線毛と粘液層が、細菌やウイルスなどを捕獲します。
つまり、鼻から入った空気はこれら異物の多くが除去され、いわば空気清浄器から放出された空気のような状態になっているのです。
また、粘液には抗体があるため、細菌やウイルスが粘膜の細胞に付着したり侵入するのを防ぎます。
風邪やインフルエンザは、病原体が細胞内や粘膜で増殖することで発症しますので、鼻から入った空気は、口から入る空気より、感染症にかかるリスクが少なくなるのです。
鼻から呼吸することで、空気が温められます。
その温度は35~37度にもなります。口呼吸ではここまで温められることがなく、冷たいまま肺に届けられてしまいます。
すると、肺の免疫力が低下するリスクにつながったり、肺にかかる負担が大きくなってしまいます。
だから、健康のためには鼻呼吸が重要なのです。
口呼吸が口の中に与える影響
子どものころから口呼吸が当たり前になってしまっていると、さまざまな心配ごとが出てきます。
口呼吸の場合、歯列や咬合が正常でなくなることがあります。
口呼吸で口を開けている時間が長くなるために、口輪筋による前歯の舌側への作用が弱くなり、歯がくちびる側へ傾斜するようになります。
これは乳歯だけでなく、永久歯でも起こり、歯並びに影響を与えます。
他にも、口呼吸をしていると咀嚼機能が低下します。そのため嚥下障害や消化障害も引き起こしかねません。
歯並びが悪くなる原因は、口呼吸や口の周りの筋肉の間違った使い方!
最近の研究では、筋肉の機能の不正として知られている口呼吸・舌の癖・異常嚥下が顎の発育不良の真の原因として明らかになっています。正しい呼吸は、生涯にわたる強い体を身につけ、顎顔面の良好な発育を助けます。
筋機能訓練を取り入れた予防矯正治療
まつお歯科クリニックでは子どもの矯正においてブラケット治療や抜歯による治療ではなく、筋機能訓練を取り入れた矯正治療を中心におこなっています。
子供たちの口の筋機能習癖改善のために、トレーナーの装着と口腔周囲筋のトレーニングを行っています。
トレーナーは正しい舌の位置や、飲み込み方を習得するだけでなく鼻呼吸ができるように教えることができ、その結果改善された筋肉により、歯と顎の矯正を可能にしてくれます。自分の筋肉で歯や顎を矯正する装置です。
ただ、トレーナーは治療の一部として最も重要ですが、すべてではありません。
トレーナーの働きを助けるものとして、舌、口、呼吸のトレーニングがあります。
毎日のトレーナー装着時に実行することによってよりよい治療結果を実現します。