「電動歯ブラシを正しく使おう」
近年電動歯ブラシを使っている人が増えてきています。電動歯ブラシはその名の通り、自分の力で動かすのではなく高速で毛先が動く歯ブラシです。電動歯ブラシを使うことで効率よく口腔内を清掃できますが、歯に対するあて方を間違えてしまうと隅々までしっかり磨けないだけでなく、必要以上に歯に力が加わり、歯にダメージがかかってしまいます。歯肉退縮や歯根のすり減りなどのリスクもあるため、電動歯ブラシを使用する際は、正しい使い方を身につけることが大切です。
メリット
✔️お口の中を効率よく清掃できる
人の手では難しいほど高速な動きや回転をしているので、その動きを正しく利用できれば、磨きにくい箇所の汚れもしっかり清掃できます。さらにヘッド部分が小さめのサイズなので、細かい箇所まで届きやすいのも特徴です。
✔️一定の力で清掃できる
人の手で歯磨きをする場合、力を入れすぎる、力が入らないなど、力加減に差が出てしまうことがあります。
一方で電動歯ブラシは人の力コントロールに依存しないので、強すぎず弱すぎない一定の力で磨けます。
デメリット
✔️歯ブラシより高額
市販の歯ブラシは高いものでも500円以内で購入できますが、電動歯ブラシは安くても1000円台から、高額なものだと30,000円を超える商品もあります。電動歯ブラシを購入するならそれなりの性能を備えたものが良いですが、初期費用がかかるのがデメリットです。
✔️使い方を間違えると逆効果
これまで歯ブラシを使用していた人にとっては「軽くあてる」という塩梅が難しいことが多く、歯ブラシを使っていたときの力加減が抜けない人もたくさんいて、ついゴシゴシしてしまうということはよくみられます。誤った使い方をしていると、歯の摩擦や歯肉退縮、知覚過敏などのリスクが生じます。
正しい使い方をマスターしよう
電動歯ブラシを使用する際に大切なのは、付属の説明書をしっかり読むことです。説明書をよく読んだ上で、その商品に一番適した方法で磨くようにしましょう。どの商品にも一貫して言える大切なことは、「力を入れず、ゴシゴシと動かさない」ことです。